富山県信用組合(けんしん)は、1951年(昭和26年)に創業し、令和3年12月で創立70周年の節目を迎えました。
創業当時、まだ戦後の混乱冷めやらぬ中で、旺盛な事業意欲と経済復興に向けた機運の高まりを背景に、
相互扶助を基本理念とする協同組織金融機関として誕生しました。
お客様の利益を第一に、地域とともに歩む。
その精神は脈々と受け継がれ、これが「けんしん」の原点となっています。
頼りにされる最も身近な金融機関でありたい。
お客様が困っていることは何なのか、お客様が何を求めているのか、そのために何をしなければならないのか。
一番近くにいるからこそ、それらを感じ取り、お客様に寄り添うことができます。
お客様との距離が近いことから生まれてくる信頼と絆。
私たちは、そのつながりを大切にしながら、資金の融通やコンサルティング活動を通じて、
お客様の暮らしや事業をお支えし、夢や希望、新たな挑戦がかなうよう努めてきました。
今、ウイズコロナの時代を迎え、社会経済のあり様や人々の価値観は大きく変化しています。
また、SDGsの理念の実践、加速するDX、脱炭素社会への転換など、新たな課題への対応も迫られています。
急速に変貌を遂げる時代だからこそ、私たちは、いつの世にも変わらない、
判断や行動の拠り所となる「けんしん」の「存在意義(パーパス)」を大切にしたい。
「けんしん」が何のために存在し、社会にどのような価値を提供したいのか、その問いかけに私たちはこう答えます。
「一番近くで ささえる 夢かなえる」
創立70年+1(プラスワン)の新たな一歩を踏み出した今、私たちはあらためて原点に立ち返って足元を見つめ直し、
「存在意義(パーパス)」を進むべき道の羅針盤として、将来のあるべき姿を描いていきます。
今後とも、お客様や地域から信頼され、選ばれる金融機関を目指して、「けんしん」の存在価値を行動で示していきます。
(2022年4月1日制定)